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柴づらと申します。
夢のマイホーム!ハウスメーカー選びは非常に重要で本当に難しいです。
全てを理解してメーカーを選ぶのは正直初心者には非常に難しい!
ネットを見ても、数が多すぎて全てを比較している方はあまりおらず、最終的には担当者の印象などで決めている方が多くみられます。
ハウスメーカー選びに悩まれている方に、我が家がアイ工務店で家を建てると決めた理由と、実際に建ててみた感想をご紹介します。
我が家がアイ工務店に決めた理由
ローコストながらコスパが良い
アイ工務店は大手ハウスメーカーに比べると間違いなくローコストメーカーになりますが、耐震、断熱、気密性など、大手ハウスメーカーに負けない品質を提供することを目指しています。
「長期優良住宅」に標準対応するとともに、住宅性能を示す「住宅性能表示制度」においても7項目で最高等級相当の品質を確保しているとHPにも記載があります(長期優良住宅「Ees(イエス)」 | アイ工務店 (ai-koumuten.co.jp))。
申請自体に費用はかかるため任意ではありますが、地震保険等で優遇措置がありますし、何より今後長期で住む家が問題ない証明を第三者からもらえるのは安心感が違います!
当然、耐震等級は『3』になりますので、間取り決めの際も都度耐震が基準を超えられるか設計士が計算してくれるため、安心して家を建てることができます。
他にも、24時間換気が装備されていたり(コロナ時代にはありがたい!)、IoT(インターネットオブシングス)も推奨していて、Google homeが無料でついてきたりします!
また、標準仕様でリクシルの最高級システムキッチンであるリシェルSIが選択できたり、30年保証がついているニチハのfu-ge(フュージェ)という外壁がついているなどもありがたいですね!
結局我が家のキッチンはタカラスタンダードにしましたが。笑
そして肝心の坪単価です。
我が家は30坪の土地に延床面積31坪の家を建てましたが、純粋な本体価格だけ見ると53万円/坪、付帯部分を加味すると65万円/坪というところでした。十分ローコストだと思います!
※諸費用は除いています
とことん無駄なコストを減らし、品質を高めようとする会社方針
ミサワホームから独立した方が広告費の多い大手の考え方に合わず、独立してとにかく無駄な広告費などを削減して品質を高めることを目指してきたのがアイ工務店と聞きました。
そんなアイ工務店が掲げる7つの家づくりで重視している項目の一つに、『1人2役以上出来る能力がある社員がお手伝いする安心』というのがあります。
実際に住宅展示場に行ってみた時も、呼び込みの方が立っていないどころか、お茶出しも事務員の方ではなく営業さん自身がされており、ご自身でも『我々は2人分働きますのでこれくらい当然です』と言っていたのが印象的でした。
大手ハウスメーカーは品質が高いだけでなく、広告費に費用を多く割いているため価格帯がどうしても高くなることは有名な話だと思います。
アイ工務店ではテレビCMは一切流さず、ラジオだけ宣伝を入れているそうです。
今時ラジオなんだ、と意外でしたが、これだけ露出が少ない中で売り上げをどんどん伸ばしており、売り上げ成長率1位に輝いているのはやはりローコストながらも品質が認められているのだと考えました。
ちなみに創業者がミサワホームから独立したためか、アイ工務店の得意なスキップフロアはミサワホームの「蔵のある家」に影響を受けていると思われます。
また、現社長は元パナソニックホームズの代表取締役社長をされていた松下氏です。様々なハウスメーカーの良いところを吸収し、どんどん力を付けていっているのではないでしょうか!
ちなみに、営業さんの対応も、こちらが聞きたいことには的確にお答えしてもらい、変にグイグイこず、落ち着いて話をできたのが好印象でした。
実際にアイ工務店で家を建ててみた感想
良かったこと
家の性能自体は文句無し
実際に住んでみて感じるのは騒音がとにかく聞こえない。
24時間換気をしているため、ほとんど窓は開けないのですが、気密性が高いおかげで外の音はほとんど聞こえません。
(さすがに大きな音は聞こえますが)
今までマンションかアパートでしか暮らしたことが無かった自分にとっては、気持ち悪いぐらい他者の生活音が聞こえないので、テレワーク的にも非常にありがたいです!
耐震はまだわかりませんが(試す機会が無いことを祈りますが笑)、断熱効果も今のところ特に不満はありません。
造作デスクや壁などの強度も気になりませんし(当然ですが)、家自体の性能に関してはさすが長期優良住宅といったところでしょうか!
引っ越し時に細かい傷や不具合があった部分については全て交換してもらいましたし(小さい傷に対してドア1枚丸ごと変えてもらいました笑)、そのあたりのストレスは少ないです。
設計士は社外に委託 ←これがアタリでした
アイ工務店では間取り決めまでは営業が行い、詳細設計(窓の数や細かい間取りの寸借、コンセント位置などの詳細を決める段階)からは社外に委託している設計士に引き継ぐことが多いようです。
我が家の場合、営業と間取りを決めかねていた際に、設計士の方にお越しいただき、間取りのアドバイスを頂いて完成しました。
悪かったこととしても記載しますが、営業は正直全然頼りにならなかったため、この設計士さんに出会えていなければ発狂しているところでした。笑
営業への不満(文句)を伝え続けていた結果、アイ工務店が提携している中では非常に評判の良い設計士さんを付けてもらった形です。
地場で昔から活躍されているベテランの設計士さんで、ちらかった間取りの案をうまくまとめてくださり、なんとか間取りを完成していただきました。
家づくりは本当に良い人(スキル的にも人間性的にも)に出会えるかの勝負だと思います。
幅広いメーカーから選択可能
水回りではLIXIL、タカラスタンダード、パナソニック、TOTO。建材ではLIXIL、パナソニック、DAIKEN、EIDAIなど、どれも魅力的なメーカーを扱っていて、実際にショールームに見に行くのは楽しかったです!
その当時はそれぞれにアイ工務店との提携キャンペーンが有り、水回りを同メーカーで揃えたらキッチンのシンクを人造大理石にする、洗面台のミラーをグレードアップ、洗面台横のパネルをホーロー製にグレードアップ、などを無料で適用できました!
このあたりはアイ工務店の営業努力のようです。
また、メーカーによっては細かい融通を利かせてくれるところもあるみたいでした。
これはアイ工務店とメーカーの営業との親密性で変わってくるようで、その時々に関係性の良いところをおすすめされると思います。
(『ここは営業が変わって融通利かなくなった』などの発言もあったので、割と俗人的なもののようです笑)
最後にどのメーカーにしようか迷ってしまった際は、このような部分も一つ選考基準に加えてみてはいかがでしょうか。
悪かったこと
営業がとにかく忙しい!笑
『1人2役以上』の仕事をするということは、それだけ仕事を抱えることでもあります。
その結果何が起こるかというと、、、
営業さんからの返事が遅かったり(当日に返信無し、23時頃のLINE連絡もしばしば)
ショールーム見学の日時や場所の連絡といった基本的なことが漏れていたり
打合せで伝えたことが次の打合せで図面に反映されておらず、その修正もまた2週間後に出てきたり(また別の場所が直っていない笑)
全然予定していた時期までに間取り決めが終わりませんでした。笑
コロナ禍での家づくりということで、お互い難しさもあったのですが、さすがにがっかりしました。
元からネットで検索していた時に、アイ工務店の悪口としてはとにかく営業の対応についての口コミが多かったのは気になっていました(品質に対する悪口はほぼ見なかったです)。
まあ、自分の担当は大丈夫だろうと楽観的に考えておりましたが・・・、やっぱり釣った魚には餌をあげないのが人間なんでしょうかね。笑
最初は遠慮していましたが、そういう相手にはとにかく思ったことや気づいたことは素直に主張するべきだと学びました。
間取り決めがアナログ
最後まで間取りが固まらなかったのはこの理由もあります。
持ってくる図面はデジタルな時もあれば、方眼紙に手書きしたものの時もありました。
またパース(3D画像)は作るのに時間がかかりますし、打合せの展示場でしか見られませんでした(家から見る手段無し)。
コストをできるだけ抑えて品質に回すというのはわかるのですが、大手ハウスメーカーのようにリモート打合せや自宅でシミュレーションといったことができず、コロナ禍だからこそ欲しかった対応は遅れている印象でした。
コロナで直接会う機会も少なかったため、思うように間取り検討が進まなかったのが辛かったです。
良くも悪くも無難なデザイン
外観や内装についても、基本的には施主の好み任せというスタンスでした。
デザイン性の高い家づくりを得意とするメーカーに比べて、機能にこだわったシンプルな家づくりを得意とするメーカーだと思います。
もっとこうした方がおしゃれになる!など、色々と提案をくれることを期待していましたが、その辺は自力で調べるしかなかったです。
写真を見せながら、こんなイメージにしたい!というのをお伝えしながら進めていきましたが、このあたりは素人の自分達のセンスで決まっていくので、いざ家が建ってみるまで正直どんな仕上がりなのかわかりませんでした。
次に家を建てる時はもっと勉強してから建てたいです・・・。笑
住宅ローンはネットバンクを非推奨
金利が低いランキングなど、日々YouTubeなどで追いかけておりましたが、とにもかくにも時代はネットバンク!
当然ネットバンクのどこで組もうかなーと悩んでおりましたが、アイ工務店は基本的にネットバンクはやめてほしいとのこと。
なんでも手続き時に本来銀行が実施する処理も施主で実施する必要があり、過去に何度かトラブルになっているからだそうです。
絶対不可!という訳ではなく、極力控えてもらいたい、とのことでした。
正直、わずらわしい手間をかければ金利が下がる!と思えば無理を通そうとも思いましたが、正直間取り検討などで割とヒイヒイ言っていたので諦めました。笑
一戸建てはマンションに比べて処理がかなり多いようですし、ここは無理しなくて正解だったとは思いますが。
まとめ
アイ工務店はローコスト住宅とはいえ、品質は十分だと思います!
しかし、営業の手厚い対応を求める方や、デザイン、間取りなどを色々と提案してもらいたい方にはあまり向いておらず、自分でいろいろと調べて決めていきたい方、デザインはあまりこだわらず品質を重視する方などにおすすめできると感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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