ご覧いただきありがとうございます!
柴づらと申します。
皆さんは書斎の導入を検討されていますか?
答えがYesなら、机を造作デスクにするのは要注意です!!
(造作デスク:屋内造作の一環として、机設置予定箇所に木材で机を設置してもらうこと)
特に、ノートPCではなく、デスクトップPCや大きめのディスプレイを設置予定の方!
奥行45cmのデスクでは、大きいモニターの導入は難しいですよ!
【この記事で言いたいこと】
造作デスクにされる方は、下記を絶対意識して下さい。
①実際に仕事をしている姿(物の設置場所まで)をイメージする
②将来機器等を増設可能にしておく
『注文住宅・書斎』で検索して出てくる画像を見てみてください。
大半が造作デスクになっていますが、机に乗っているのは何故かノートPCばかりではありませんか?
当然、写真を撮る際にお手軽だからという理由もあると思いますが、大型ディスプレイは明らかにアンバランスだからだと私は考えます。
私も最初はノートPCでテレワークをやっていましたが、大きな画面に恋焦がれて購入しました。
理想よりも小さいディスプレイを・・・。
あなたは今後もノートPCだけで満足できますか?
一例として、後悔ポイントを交えて私の書斎をご紹介します。
狭くてもいいのでテレワークに適した書斎を!と考え、実現したのがこの2畳の書斎です。
デスク部分は造作で設置してもらい、完全に壁に固定されています。
好みの壁紙にも満足しており、引っ越し当初は文句などまったく有りませんでした
が、
引っ越して5か月経つ今、造作デスクを考え無しに設置したことを猛烈に後悔しています。笑
是非私の苦い経験を、これからの方に活かして頂けると幸いです。
- 間取りを検討中で書斎を考えている方
- 既に造作デスクで書斎を作った方(アドバイスください!笑)
書斎の造作デスク後悔ポイント3選
書斎を作る際、おそらく設計士さんや営業さんから話があるのが、『机は造作で作りますか?』という提案です。
木材の色も選択でき(アイ工務店は3色だったと思います)、また家の寸法を余すことなく机として使うことができ、何より引越し後に数万円発生するデスク購入費用が浮く。私は即決で『是非作ってください!』と答えました。
私がその時伝えた要望は、床色に合わせた濃い茶色にして欲しい、机にケーブルを通す用の穴を開けて欲しい、コンセントを一つ作って欲しい、以上でした。
ここでは、そんな安易な考えで設置した造作デスクの後悔ポイントについて触れたいと思います。
①奥行の狭さ(45cm)
45cmは壁1辺の約半分ということもあり、おそらく造作デスクにおいては一般的な奥行になると思います。
結論から言うと、大型ディスプレイを入れるには狭すぎる!
今後一生ノートPCのサイズで満足できる!という方は問題ないと思います。
私も最初は画面の大きい15.6インチのノートPCを使用していますし、今後もノートPC1台でいけるだとろうと考えていました。
しかし、テレワークが続く中で、やはり作業の効率化を図りたい欲が出てきます。
画面が大きくなれば、またはデュアルディスプレイ(画面2枚)になればどれだけ作業がはかどるか・・・。
そんな中で出会ってしまった検索ワード『デスクツアー』、はい、とどめの一撃でした。笑
でかいモニターかっこいいーーー!!!
モニターアームめっちゃ便利!!
デスク周りかっこよくしたい!!!
まずはお手頃なモニターを調べ、メジャーで測りながら机に設置した姿をイメージし続けました。
そしてある時気づいたのは、『あれ?奥行こんなに狭かったの?』でした。
今までノートPCで作業していた際は何も思わなかったのですが・・・。
最初は『28インチで十分かなー、思い切って40インチ近いのに手を出してシングルディスプレイにするか?(ウキウキ)』とか考えていたのですが、結論、28インチすら大きすぎると悟り、導入したのは24インチでした(極力薄型のもの)。笑
そして今、24インチですらちょっと大きいとすら思っています。
(キーボードを操作する時この感じになります笑)
繰り返しますが、今はノートPCや軽作業だけで良い、と考える方。本当に将来ずっとその考えのままでしょうか?
モニターが大きくなると、今までいちいち拡大していた小さな文字を拡大しなくていい。
デュアルディスプレイになると、2つの資料を比較するために、いちいちタブの切り替えをしなくていい。
画像や動画、ゲームをプレイするにあたっても迫力が全然違う。
もしノートPCで満足できないという方は、奥行が深いデスクを造作するか、もしくは市販のデスクの購入をオススメします。
②壁と接着されている
『①奥行の狭さ』にも関連してくるのですが、デスク環境をスッキリさせるにあたり、非常に便利な商品が今の世にはたくさんあります。特に代表的なのがモニターアームです!
大きなディスプレイを導入しても、支える足の部分が不要になるため、そこにスピーカを置いたり、HUBを置いたりと、空間活用に幅が出ます。
当然、ある程度重量があるモニターを支える仕組みが必要なので、天板を挟み込むものが大半です!
造作デスクの場合、壁に天板が接着されているため、設置不可です。
そういう訳もあり、足の部分も入れて極力奥行が浅いモニターを選びました。
モニターアームが設置できていればどれほど机がすっきりできていただろうか・・・。いまだに考えてしまいます。
それ以外でも、配線を隠すためのラックや収納なども天板を挟み込むものがあればかなりデスク上がスッキリします。
モニターアーム等の導入を考えていらっしゃる方は、造作デスクを諦めるか、奥に隙間を作れるかなど、相談が必要になると思います。
③配線用の穴
これは私の凡ミスです。笑
書斎には当然ながら様々な電力を要する製品が集まるため、コンセント及び配線は必須です。
机の下のコンセントに電源タップ(延長コード)を指してある程度拡張は自由にできるだろうということで、デスク上には必要な配線だけを通す穴を1ヵ所開けてもらいました。
結論から言うと、穴が両サイドに欲しい
今のコンセントやPC等の配置図がこのようになっていますが、デスク左半分の機器の配線は、必ずデスク上を不細工にも這わさないといけなくなります。
横長なデスクでもあるので、デスク上を通る配線はかなり長めに露出します。
左側にも配線用の穴を開けておくか、もしくはデスクの左側(デスク上)にコンセントを設置していれば・・・。
なんとか、現在モール(配線カバー)を使いながらも少しでも見栄え良くならないかを模索しています。
良い案があればコメント頂けると泣いて喜びます。
前述しておりますが、将来ずっと今と同じ考え方とは限りません。
今後、今では想像もつかないような便利機器が出てくるかもしれませんし、機器台数が現状どおりで済む保証はどこにもありません。
どうなってもいいように、どこに機器を設置してもいいよう、配線ルートは万全を喫しておきましょう。
(番外編)机の高さ調整ができない
これはあくまで参考までに。
最近多いのは、高さを調節することができるデスクです。
私の会社では、打合せ時間を短くしようという方針の元、この打合せ卓が導入されました。
最近では在宅勤務環境に取り入れる方も増えているようで、よくルームツアーの動画などで見かけます。
眠くなってきた時や座りっぱなしがしんどくなってきた時に、高さを上げ、立って作業できるのは健康的にも魅力的です!
当然ですが、造作デスクを選択した場合、そういった柔軟な運用はできなくなりますのでご注意ください。
最後に
造作デスクは実際に、安価で床板や壁との親和性も高く、間取りにフィットした天板を取り付けられるというメリットが非常に多いというのは間違いありません!
しかし、オーソドックな形で付けてもらったとしても、ここまで記載してきたような失敗が起こることがあります。
在宅勤務が急激に広まったのもまだ1年そこそこですし、そのニーズを受けて建てた書斎付きの家も増えてきてはおりますが、実際住んだ人のフィードバックをハウスメーカーがどれだけ受けていて、どれだけノウハウが蓄積しているのでしょうか。
まだまだ在宅環境の構築というのは過渡期だと思われます。
繰り返しになりますが、①実際に仕事をしている姿(物の設置場所まで)をイメージする、②将来機器等を増設しても対応可能なようにしておく、という2点は非常に重要だと身をもって感じました。是非これからの方は参考にされてください。
とはいえ、今は現状のデスクをいかに活用できるかを試行錯誤しています。今後もずっと付き合っていく相棒ですので、また良いアイデアがあれば共有させていただきますし、コメント等いただけると嬉しいです。
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